βヴィレッジ(イースト街区)の建設状況について
2020年度には、SBC(Student Built Campus)の全施設が竣工し、区画名称であるEAST街区から施設名称である「β(ベータ)ヴィレッジ」と呼び名を変え、SFCの滞在型教育研究の新たな拠点として本格的な活動をスタートします。現在5つの施設「βドーム(教育研究発表棟)」「β3(滞在棟3)」「β4(滞在棟4)」「βスタジオ(研究実験棟)」「βパビリオン」の建築が進行しています。
【βヴィレッジ全景】※2020年2月14日撮影
【βドーム(教育研究発表棟)】
延床面積215㎡、紙のハニカムボードに合板を貼り合わせたシステムを用い、直径15mの柱のない空間で構成されています。様々な用途に利用可能で、滞在棟利用者のための成果発表,交歓・交流の場として、また、研究発表,展示等にも活用します。建物の施工が完了しており、現在は、学生による什器作りが行われています。
【β3(滞在棟3)】
延床面積388㎡、宿泊収容人数36名、βヴィレッジで唯一の2階建て施設で、2階中央にキッチンを含む広大な共用空間を配し、1階にカプセルホテルのようなベッドスペースとシャワーブースなどの水回りが設けられています。大人数が一つの空間で寝食を共にするとともにクラスター状に分散してグループワークをすることも想定した計画となっています。現在は基礎工事が行われています。
【β4(滞在棟4)】
延床面積84㎡、宿泊収容人数12名、個室スペースと共用スペースからなる個人滞在を想定した施設です。12の個室スペースは立体的に連続するカプセルホテルのような空間になっており、各内装は学生が建築に携わることが可能な設計になっています。キャンパスに泊まり込んで課題に取り組む学生や、教員や研究者の短期滞在などに活用します。
【βスタジオ(研究実験棟)】
延床面積66㎡、紙管を構造にしたスタジオで12mスパンの柱のない空間が形成されます。隣接する「βファクトリー(DFF-W)」とあわせて、ものづくり系のプロジェクトに取り組む拠点として活用します。現在は基礎工事が完了し、躯体工事が進められています。
【βパビリオン】
延床面積66㎡、2015年9月30日にSBCの活動拠点として、メディアセンター(M館)西側の中庭に建設された施設を、βヴィレッジに移築するものです。移築後は、再び、完成したβヴィレッジを企画・運営する拠点として活用します。
発信元:湘南藤沢事務室 管財担当