SFCスピリッツ
面白いことをやっている奴が偉い
マイクロソフト株式会社勤務
2002年総合政策学部卒業
村岡英一さん
私は今、企業のシステム部門で5か国の現地法人に対してサービスを提供する、という仕事をしています。ちなみに、システム部門といってもプログラムを書くわけではありません。現在の業務の流れ、データの流れ、プロセスを理解した上で、各国のリーダーから合意を取り付けて、影響を最小限に留めてプロセス変更・業務改善を行うという仕事です。
勤務先は米国企業で東京在住ですが、システム部門担当として、日本、韓国、タイ、フィリピン、ベトナムの5か国を担当しています。上司は南アフリカ人、同じチームメンバーはアメリカ、ドイツ、香港、UAE、インド、アルゼンチンなどに散らばっている、という非常に多様な環境です。文化、宗教、仕事の進め方、コミュニケーションの取り方など異なる点も多いですが、「自分のキャリアを自分でコントロールする」という考えは全員に共通しているように思います。そしてこの考えはSFCが教えてくれた考えと一致しています。SFC生は新卒で就職してもすぐに転職する、と言われていたことがありますが、会社の用意するキャリアパスと、自身の考えるキャリアパスが一致しない場合、自身のキャリアを優先させるのはごく自然なことで、そういう意味ではSFCの考えは自分によく浸透しているのかなと思います。
SFCで大好きなのは、「面白いことをやっている奴が偉い」というカルチャーです。自分と全然別なことをしていても、今やっていることがいかに面白いかを胸を張って話す友人とたくさん出会いました。面白い人の話を聞いて、なかば焦燥感に駆られて、「自分も面白いことをやらないと」という気持ちになるのはとても良いことだと思います。一生同じことに興味を持つ人はごくまれで、大抵は興味関心時はどんどん移り変わっていきますが、その時自分が本当に面白いと思って打ち込むことにはとても意味があると思いますし、その時に得た経験や知識は将来思わぬ形で役に立ちます。
こんな話に興味のある方はLinkedinやFacebookでお気軽に連絡くださいね。
(掲載日:2011/01/06)