SFCスピリッツ
ようやく『入学』
妹尾正仁さん
最高裁判所司法研修所 司法修習生
2004年環境情報学部
私は、今年の9月に新司法試験に合格し、11月27日から司法研修所に入所します。
法律家は、少なくともSFCの卒業生としては、賞賛される職業ではないかもしれません。一般的にはSFCと法律家は、前者が革新的なら後者は保守的、そんなイメージだと思います。ただ、法律家の面白さは革新の瞬間に立ち会えることにもあると思います。
というのも、例えば実際の仕事において、SFC卒でビジネス・NPO・NGOを起ち上げた起業家のお手伝いをすることは、イメージとは違ったエキサイティングな、新しい出来事の連続になると思います。たくさんの『SFCの英雄達』の全てと関わる可能性がある職業だと考えると、これはなかなか面白そうだと、自身の今後に期待もしてしまいます。
とはいえ、いわゆる試験の勉強というのは決して跳び上がるほど面白いものではなく、一言で言えば『つまんない』ものでした。ただ、ある程度の時間をかけて基礎を固めたからこそ、今後専門家として学びながら応用編を楽しむことができるのかも知れません。その点では、これまでとは異なり、ようやく本当の意味での『学びの場の入り口に立てた。』とフレッシュな気分でいます。
SFCでは、佐々木三男教授にお世話になりつつ、庭球部に所属して日吉と行き来する生活でした。スポーツ・ビジネスについて学び、あれこれやっているうちに法律と結びつき、資格を取ることになり、今に至ります。
佐々木教授といえばスポーツをご専門にされていますが「スポーツの研究会から法律に繋がったという事は、少しはSFCらしいかな?」と弁解をして、近況報告とさせていただきます。
(掲載日:2008/11/19)