SFCスピリッツ
好奇心の先に感じたこと
石渡映さん
ヤマハ発動機株式会社
MC事業本部 マーケティング統括部 商品企画部 西アジア・中南米・一般地グループ
2007年総合政策学部
静岡県磐田市に本社のあるヤマハ発動機に入社して1年、自分の知らなかった世界の広さに驚いています。40人でのバイク伊豆ツーリング・深夜バスで行くレース観戦、バイクの分解組立研修・インドでのカスタマーインタビュー・浜名湖でマリンスポーツ・・・などなど、好奇心旺盛な私ですので「なんだこれは!やってみたい!」という発見だらけの毎日です。
私はモーターサイクル事業本部にて、モデルにどういった色を着せることで商品性を高められるかという「バイクのカラーリング」を担当しています。具体的にはコンセプトワークに基づいたカラーリング企画を立案し、開発部門、デザイナー、営業、海外拠点などと議論しながら色をモデルに落とし込んでゆきます。
これまでリサーチのため2回インドに行く機会がありました。国も文化も違うお客さまたちなので、なんで?を掘下げていくと思いがけない発見に辿り着くことが多々あります。そういった情報をベースにコンセプトワークしていくのですが、企画の難しさは正解が無いところにあると思っています。
だからこそ、実際に自分がお客さまと会話をしたり、背景にある場所へ足を運ぶ時間は大切にしています。在学中は桑原武夫先生のゼミで、カスタマーインタビューをする機会には多く恵まれましたが、今も好奇心旺盛な性格が幸いして、お客さまがいればついつい話し掛けてしまう調子です。自分の感性で自分にしかできない企画をすることで、多くのお客さまに喜んで頂けるよう今日も奮闘しています。
(掲載日:2008/05/21)