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2008.05.07

人が生活の中で喜びを感じる瞬間を増やしたい

SFCスピリッツ

人が生活の中で喜びを感じる瞬間を増やしたい

フィリピンの孤児院にて活動中の様子

内藤博之さん
ユニリーバ・ジャパン株式会社
マーケティング ブランドビルティング ダヴスキン
2005年総合政策学部

『人が生活の中で喜びを感じる瞬間を増やしたい』
SFC卒業時に抱いていた漠然とした揺るがない目標へ向かい、日々、奮闘中です。

現在、ダヴ(http://www.mydove.jp/)というブランドのマーケティングを担当し、世界のチームと共同で開発した製品を日本市場にどのように浸透させるか、ブランドを築いていくかに取り組んでいます。そこでの面白みは、製品作りのみならず、「消費者の本音理解」を通して「いかにエンターテインするか」のプロモーション作りです。

消費者の本音の理解のためには、例えば、直接消費者のお宅へ訪問してインタビューをしたり、一緒に店頭にいって声を聞いたりします。何を考えていて、何を基準に購買しているか。データ分析を確信に変える、本音からの洞察を大事にしています。

その知見をもとに、生活から買い物までのあらゆるシーンを楽しんでもらったり、笑わせたりするなど、エンターテインさせるプロモーションを考えます。製品作りのみならず、エンターテインするプロモーション開発が、ブランドへの興味や購買意向を上げる一つの鍵だと思っています。そのために、世界のチームで考えた奇抜なアイデアを取り入れ、プロモーションを考えています。

また、プライベートでは、parasaiyo という団体で、孤児の生活支援に奮闘中です。毎年、100人程度の自主的に集まった社会人の経験を終結。イベントを開催し、数百万以上の寄付金を稼ぎ、フィリピンの孤児院に手渡しします。その仕組みは、周囲をエンターテインさせて、寄付金を稼ぐこと(パラカップ〜世界の子供たちに贈るRUN〜)。

沢山のイベントを行い、楽しんでもらった分を寄付金に変え、継続可能な支援活動を通して、「他人を想うちょっとした気持ちが周囲の喜びに変わる」そんなことを目指した活動です。

「人が生活の中で喜びを感じる瞬間作り」この目標のもと、仕事でもプライベートでも、これからSFCの多方面で活躍されている方と出会い、刺激を受け、新たな挑戦ができればと思っています。

(掲載日:2008/05/07)