SFCスピリッツ
モバイルから見える世界
明関賢太郎さん
ジェミナイ・モバイル・テクノロジーズ株式会社
1998年総合政策学部、2000年政策・メディア研究科修士課程
国内外の携帯電話上での新規サービスの立ち上げに携わって、10年近くになります。SFCでの産学協同プロジェクトをきっかけにして、コンテンツ・プロバイダ、携帯事業者、ソフトウェアベンダと、これまでいくつかの異なる立場からこの仕事に関わってきました。企画と開発の橋渡しが必要となる領域を主に担当しています。
今いる会社は開発拠点がアメリカと中国にあり、それぞれのやり方を理解しながらコミュニケーションをとることが重要です。グローバルと日本、標準化と独自規格、インターネットと電話といった軸を、自然と意識しながら最適な答えを探すことになるのが、この世界で仕事をしていて面白い部分だと感じています。
私がSFCの学生だった頃、携帯電話でメールを打つのは非常識なことでした。SFCの強みは、こういったまだ海のものとも山のものともつかない技術やサービスに、リスクを考慮しながら前向きに取り組めることだと思います。
SFC、インターネット、携帯電話、最近は中国で経験したことですが、どちらに転がるか分からない状態には、既に転がっている状態とは全く異なる刺激があります。これからもそういった刺激を楽しんでやっていければと思います。
(掲載日:2007/11/21)