SFCスピリッツ
天気は天職…?
藤井南美さん
気象予報士、1996年総合政策学部卒業
ふとしたきっかけから「気象キャスター」を志し、新卒で民間の気象情報会社に入社しました。現在はフリーの気象予報士として活動しています。
以前の会社には8年間在籍しました。入社後に気象の勉強を開始し、気象予報士資格を取得。後半の4年間は、NHKの「ニュース7」という番組で気象キャスターを担当しました。気象情報はニュースの中でも、老若男女誰しもが関心のある情報です。時には楽しく季節感を伝え、台風などの災害時には、生死に関わる重大な情報としてトップニュースに躍り出ます。気象の時間になると、視聴率のグラフがピンと跳ね上がります。NHKでの4年間は、気象情報の重要性や、それを伝える面白さや難しさを存分に教えてくれました。
退社後は、テレビやラジオへの出演、講演やイベント参加など、気象にまつわる様々な活動を行っています。「気象キャスターネットワーク」というNPO団体に所属し、全国の小中学校での「環境教育の出前講座」などの啓蒙活動もしています。最近では「予報士三田会」を発足させました。今後は卒業生の輪も広げていきたいと考えています。
合格率5%を切る意外に難しい資格とされながらも、取得後、その活用の場がなかなか広がらないのが気象予報士の現状。「予報士になった人達がバラ色の未来を描けるように」…そんなミッションを胸に秘めつつ、今後も色々なことに取り組みたいと思っています。
→NPO法人気象キャスターネットワークウェブサイト
→予報士三田会ウェブサイト
(掲載日:2006/08/02)