SFCスピリッツ

幅広さの重要性

藤井真人さん
株式会社エニグモ 取締役COO、1998年総合政策学部卒業

卒業してから8年以上が経過しましたが、その中でSFCのゼミや授業の有益性を何度も肌で感じることができました。

私は学生時代に森平爽一郎先生のゼミで財務を学び、卒業後は広告代理店の博報堂に入社、約7年間様々な企業のマーケティング戦略に携わってきました。そして2004年に株式会社エニグモというネットベンチャーを起業し、現在はグローバル・ショッピング・コミュニティ『BuyMa』（バイマ）の運営とブログプロモーションサービス『press@blog』（プレスブログ）を展開しております。

博報堂の仕事は大学時代に学んだ財務とは異なる領域に思えますが、ブランド戦略のROI分析やクライアント企業の概要を知る上で大いに役立ちました。また、起業時は博報堂3人と電通国際情報サービス1人の仲間で起業したため経営管理系が弱かったのですが、大学時代に学んだ財務知識によって難局を乗り切ることができ、その後もビジネスを前進させていく上でSFCで学んだ法律や会計、組織論、統計解析の知識などが少なからず活かされています。

優等生的に学んだことを全て覚えているわけではありませんが、聞いたことがあるかないかだけでも物事を前進させる上でスピードが大きく異なることを実感してきました。

全領域のプロになる必要はありませんが、経営には幅広い知識が必要とされます。もし経営者を目指される学生の方がいらっしゃいましたら、興味があることは幅広く授業を取ることをオススメします。

→『BuyMa』（バイマ）
→『press@blog』（プレスブログ）
→株式会社エニグモ

（掲載日：2006/08/16)