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2009.08.18

小林博人研究室

SFCの現場

小林博人研究室

研究領域キーワード

環境デザイン、アーバン/ルーラル・リデザイン、古民家再生、パブリックアート、建築、まちづくり

どのような研究をしているのですか?

当研究室では、現実のプロジェクトを対象として、実際の場所から生きた情報を抽出するためのリサーチと、リサーチから得られたその場所の「らしさ」に着目したデザインを行なっています。都市/郊外/地方、パブリックアート/建築/まちづくりなど、多様なフィールドと幅広いスケールを対象としていますが、その場所の固有性、微文化、「らしさ」を解釈して、デザインとして提示するという点では一致しています。履修者は自らのプロジェクトをメンバーの一員として進めていきながら、異なるプロジェクトからの刺激を受けながら、自らの問題意識を深化させていきます。

研究室の一日を教えてください

研究会の授業は、プロジェクト毎に進捗状況を発表し、先生や他のプロジェクトの学生から意見をもらい、議論するような形で進められています。小林研究室のあるε411は、各プロジェクトのミーティングや模型制作に使われるほか、所属学生が作業をする空間としても使われています。環境デザイン系の学生が多く所属しているので、建築についての雑談をする姿や設計のアドバイスをしあう姿を見受けることも出来ます。

フィールドワークの風景/模型を囲んでミーティングする光景
フィールドワークの風景/模型を囲んでミーティングする光景


研究室ならではのキーワード

「渋谷」「銀座」「田根」「リロケーション」「アクティブガーデン」
実際に進行しているプロジェクトの略称です。プロジェクトの対象地やキーワードがプロジェクト名として使われています。

「the Veneto Experience / 田根ワークショップ」
イタリアの都市ヴェニスにおいて空間づくり、街づくりについて考える滞在型ワークショップの”the Veneto Experience”は毎年夏休みに有志の学生たちが参加します。
毎年7月下旬に滋賀県長浜市田根地区で開かれるMITの学生とのワークショップは今年で3年目を迎えます。

先生はどんな方ですか?

小林先生は大学で教育に携わる一方で、設計の仕事をなさっています。その経験に基づくお話やアドバイスは、プロジェクトに貴重なアイデアをもたらしてくださいます。学生の可能性を伸ばすために自主性を尊重した指導をなさる一方で、忙しい合間を縫って学生の相談にも親身に乗ってくださいます。またフィールドワークの時などには、楽しげに子供の話をなさったりする微笑ましい一面を持っていらっしゃいます。

リポーター
総合政策学部4年 清水信宏さん
環境情報学部4年 阿部祐一さん

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(掲載日:2009/08/18)

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