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Magazine
2009.08.25

草野厚研究室

SFCの現場

草野厚研究室

研究室の研究領域キーワード

国際協力学(開発援助)、政治学(政策過程論)、メディア論(メディア機能)

どのような研究をしているのですか?

草野厚研究室では、幅広い意味での国際協力に関する研究を行っています。政府開発援助(ODA)や国連平和維持活動(PKO)、民間企業による援助など、その主体は様々です。その際、研究会の副題にもあるように、「政治学」と「メディア」の視点を大切にしています。ODAやPKOがどのような政策過程を経て実施されたのか。メディアはどのような報道をしているのか、そしてそれは真実の姿なのか。プレゼンテーションもこの2者の特色を色濃く出すことが多くなります。

ゼミの光景
ゼミの光景

研究室の一日を教えてください。

一番エグい日のことを紹介します。プレゼン前日は残留をし、日付変更線をまたいでもひたすらレジュメなどの準備を行います。ゼミの時間に間に合うか否か、どこまで詰め込んでいくのかという、「自分VS自分」の壮絶な闘いを繰り広げます。ゼミのある火曜日は履修授業が多いため、授業に出る人と資料を印刷する人に分かれます。そしてゼミ&プレゼン本番。45分のプレゼンと質疑応答、上級生からのコメントが15:00~18:00の間に行われます。長い長い闘いの後は、みんなで打ち上げに行きます。良い意味で仲がよく、ONとOFFがハッキリしているのは草野研の強みの一つです。

研究室ならではのキーワードはありますか?

「戦日(戦後日本外交論)」と「フィールド・トリップ」です。前者に関しては、SFC生ならば多くの方がご存知かと思います。履修者の皆さんが7月のプレゼン大会を通じてかけがえのないものを手にできるよう、草野先生・TA・SA以下、全力でサポートしています。後者に関しては、2~3月の間の1週間を使って、途上国で行われている援助の現場を視察するというものです。完全に私費なので金銭的な負担は小さくないですが、自分自身の目で援助の世界を垣間見ることができるので、その見返りは絶大です。

戦日プレゼン大会本番直前/フィールド・トリップ(バングラデシュ)
戦日プレゼン大会本番直前/フィールド・トリップ(バングラデシュ)

先生はどんな方ですか?

とにかく「お茶目」です(笑)ゼミの時にはもちろん真剣にプレゼンを聞いてくださりますが、食事会のときなどはゼミ生を笑わせてくれるような、ユーモアに溢れた方です。表に見えない努力も評価してくださるので、頑張れば頑張るほど達成感を感じることができます。また、どのゼミ生よりもパワー&元気があり、しばしば圧倒されてしまいます(笑)

リポーター
総合政策学部4年 折原健太さん

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(掲載日:2009/08/25)

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