研究領域キーワード
分子生物学、ヘルスサイエンス、代謝疾患、メディカルサイエンス、栄養医学、予防医学
どのような研究をしているのですか?
主に代謝の観点から、健康長寿の実現に向けて研究を進めています。胆汁酸、腸内細菌、概日リズムなど、さまざまなテーマがあり、自分の興味があるテーマに沿って研究を進めています。研究会の時間は、進捗報告に対するフィードバックを受ける時間や、ゲストスピーカーの方の講演を聞く機会などがあります。実験を主とする研究会なので、研究会以外の時間を活用しながら、各々が研究を進めています。実験にはマウスをモデル動物として使用し、肝臓などの臓器をはじめとした、体内のさまざまな代謝の解析を行っています。
研究室の一日を教えてください。
授業の合間や放課後など、生徒は空いた時間に自然と研究室に集まってきます。研究室では、実験をしている人、勉強をしている人、談笑をしている人など様々で、それぞれが好きなように過ごしています。談笑していたはずが、いつの間にか研究のディスカッションに発展しており、自分の意見をアツく語っているなんていう光景も見かけます。実験の時間と楽しむ時間を、各々がメリハリをつけて過ごしているように思います。また、週に1~2回、マウスの世話や実験のため、他の実験室に足を運んでいます。
先生はどんな方ですか?
研究室ならではのキーワードはありますか?
先生は、常に「ごきげん」な生活をおくっているように思います。私たち学生も、どんなときも常に楽しむ姿勢を忘れないように、「ごきげん」というキーワードを大切にしています。先生がよくおっしゃるのが、「頭を使え、頭を」、「実験は失敗するな。失敗するくらいなら飲みに行って来い」ということです。限られた時間の中でいかに効率よく研究を進めるか、手を抜くところときちんとやるところを、常に考えながらメリハリをつけて実験するように意識しています。また、「surviveする力を身につけろ」ともよく言われており、この世界で生き残るための様々な術なども教えてくださいます。渡辺先生らしいワイルドなキーワードだと思います。
リポーター 北村奈穂さん (環境情報学部 4年)