研究領域キーワード
芸術、美術、思想、人文、言語、表象、記憶
どのような研究をしているのですか?
個人研究が基本なため、上記のキーワードに即して一人一人興味のある分野を研究しています。絵画、写真、文学、演劇、ミュージカル、音楽などなど。。。研究分野は本当にばらばらです。それでも他の人の発表を聞きながら、根底では自分の研究とつながっていることに気づくことも少なくありません。
研究室の一日を教えてください。
毎週一回の研究会では2〜3人が研究発表をします。90分の時間には発表がおわらないこともしばしば。時間という制限に捉われず、じっくりと研究内容について話し合います。また最近は研究会に新規の方が入られると神保町での古書ツアー(といっても神保町ぶらぶらするだけ笑)を開催しています。そしてその夜お酒を片手に、買ってきた古本について、また最近見た映画などを語らっています。教室であれ、飲みの席であれ、研究会のメンバーといる時、そこは言葉や芸術について熟考できる場であり、貴重な時間です。
先生はどんな方ですか?
学生と丁寧な一対一の関係を築いてくださる先生です。少人数でやっている本研究会ですが、それは先生が学生と丁寧に関わってくださるからで、例えば研究に煮詰まっている時でも、先生は学生の考えを理解し、それぞれの学生に合った言葉をかけてくださいます。先生に相談することで自分の考えが整理されていく感覚です。また一方でギャグを連発する、よく噛む、昔パンクロッカーだった、、などおちゃめな一面もあります。そんなギャップが学生から慕われる理由です。
研究室ならではのキーワードはありますか?
「ゆるやかな連帯」です。先に述べたよう、個々でやっている研究がまるで違います。それでも全く違うテーマの他の学生の研究発表を聞いていると、根底でのつながり、「ゆるやかな連帯」を感じます。また学期内に一度輪読の機会があるのですが、先生は毎回その「つながり」にあったテーマの本を選んでくださいます。研究内容は違うといえど、結局似たもの同士が多いのでお互いに影響し合えている研究会だと思います。
リポーター 高本友子さん (総合政策学部 4 年)