研究領域キーワード
建築設計、アーバン・ルーラル・リデザイン、まちづくり、環境デザイン
どのような研究をしているのですか?
小林博人研究会では、日本橋・田根・フィリピン・コンゴと4つのフィールドにおいて、建築設計というハード面、まちづくりというソフト面の両方をデザインするプロジェクトを行っております。各プロジェクトでは、現地へ実際に足を運び、その国、または地域の人々と一緒になってその土地に根付いたものづくりをしています。ソフトとハードを同時に学生自らの手で考え、答えを導きだすことができるのは小林研ならではだと思います。
研究室の一日を教えてください。
小林博人研究会は、DNPハウスと言う研究室を拠点に活動しています。院生・学部生ともに時間があるときにはDNPに集まり、ミーティングをしたり個人研究をしており、終日研究に没頭している人もいます。DNPに行くと必ず誰かが勉強をしているという環境は、研究をしていくにあたって非常に恵まれた環境だと思っております。研究会の授業はオミクロンで行われますが、後半はみんなでやはりDNPに移動し、思い思いの過ごし方をして解散、といった日もあります。
先生はどんな方ですか?
先生は、学生との距離が近く、個人的な相談も気軽にできる方です。また先生からのご提案により、フラットにものづくりへ取り組む雰囲気を作るべく、学生は小林先生のことを「こばやしさん」とさん付けで呼んでいます。休み期間には自らスノボ合宿を企画したり、飲み会を頻繁に開いてくださいます。行動力と決断力のある方で、日々忙しく世界中を飛び回っています。おそらく誰よりもバイタリティーがあり、ものづくりが大好きなのだと思います。
研究室ならではのキーワードはありますか?
「コミットする」 小林研は5つのプロジェクトに分かれており、それぞれ視野が狭くならぬよう、先生はしきりに他のプロジェクトに対して介入し、口出しをしていくことを推奨しています。
「場のヴィジュアリゼーション」 どんな発想も考えも一度モノに落とし込み、その場を視覚化、体験することをいつも忘れないようにしています。目に見えないものこそカタチとしてヴィジュアライズすることで、問題点を解こうと試みています。
小林博人研究会は、先生ご自身も含め、純粋にものづくりが好きな人ばかりです。
リポーター 加藤瑶子さん 澁谷一騎さん (環境情報学部 4年)