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2018.05.23

毎日を楽しく、自由に生きる | 山本峰華さん(2013年総合卒業)

山本峰華

ハピキラFACTORY 取締役副社長
株式会社リクルートキャリア

総合政策学部2013年卒業

アナウンサーに憧れていた高校時代。放送部の大会にも出場し、体育祭などの学校行事にも全力で取り組んでいました。SFCの存在を教えてくれたのは母校の先輩。キラキラして楽しそうだったのが印象深く、調べてみるとSFCが勉強だけでなく実践までを重視する大学だとわかりました。

行動しながら学ぶタイプの自分にとって、SFCはまさにぴったりの環境でした。自分の強みを伸ばしたり、不足している知識を学んだり、自分自身で行動しながらさまざまな授業を選択できるのが強みです。特に印象的だったのは、グループワークの授業。熱く主張する学生、どっち付かずの学生、全体をまとめようとする学生などと喧々諤々で議論したのがいい思い出。高校とはまったく異なる環境にワクワクしていました。

在学中に同じ研究会の正能茉優と「ハピキラFACTORY」を創業しました。副社長の私は、ビジネスモデルを構築して、具体的な運用やスケジュールを考えています。社長である正能のビジョンを形にするのが主な役割です。

新卒で就職したリクルートキャリアでは、1年目から新卒学生向けイベントやWebセミナーの商品企画を担当しました。人生を左右する就職先探しが、学生が納得して企業を選ぶことができ、働くことにわくわくするようなサービス作りを心がけています。現在はリクナビ・大学1,2年生向けサービスの商品企画、新規事業の担当と3つの部署を兼務。社内でもかなり珍しい働き方ですが、ハピキラFACTORYとのパラレルワークでマルチタスクには自信もあります。友人や家族の会社も手伝っているので、常に6つくらいのタスクを同時進行しています。

固定観念に縛られないSFCの学び

以前から「だれかの人生の大事な局面で、行動を促すことができる人になりたい」という目標を持っていました。アナウンサーへの憧れもありましたが、SFCで学びながら「他の方法でも目標を達成できるのではないか」と考えるようになりました。

そこでSFCではドキュメンタリー制作、災害時に現地NPOと学生をつなぐプラットフォーム作り、引きこもりのお子さんのための学習支援など、さまざまな場面でだれかの行動を起こすことに注力をした活動を続けてきました。地方に興味がない女の子に関心を持ってもらう「ハピキラFACTORY」を創業したのも、人生で大事な選択の場面となる就職時の行動を促す「リクルートキャリア」に就職したのも同様の理由からです。

SFC時代は、とにかく幅広い分野で色々な行動を起こし、その経験を土台に研究を進める毎日でした。大切なのは、毎日を楽しく自由に生きることができる人であること。会社が人生の安定を保証してくれる時代ではないので、個としての価値を高めたいと思っています。働き方にも変化が訪れ、これからはやりたいことが2つあったら両方やるのが自然な世の中になっていくのでは、と思っています。

面白い同世代が集まり、卒業後もつながっている仲間に恵まれたのもSFCのおかげ。幅広い分野を学び、多方向から自分の研究や進路について考えることができました。仕事を始めるとわかることだと思いますが、すべての企画は多様な分野の組み合わせ。ユニークな企画を生み出す力は、SFCだからこそ学べた力だと思います。

これから入学される方は、自分の固定概念を壊していくようなSFCらしい学び方を実践してほしいと思います。これまで関心のなかった分野も、学んでみれば必ず収穫があるはず。新しい働き方を切り拓く人にとっても、SFCは間違いなく最高の環境です。