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2016.04.01

目標や夢に向かう道はひとつではない。自分なりの解を探す力を身につけよう。|小島 希世子さん(2002年環境卒業)

小島 希世子
野菜栽培家/ NPO法人「農スクール」代表(株)えと菜園代表
環境情報学部 2002年卒業


ニートや引きこもりの若者、ホームレス、生活保護受給者などを対象として、農業の基礎を体験しながら、人手不足に悩む農業の担い手につなげたり、社会復帰への道筋を見つける手助けをするNPO 法人を設立し、運営しています。もともと食糧問題に関心があり、将来は発展途上国で農業支援をしたかった私は、農学部への進学も考えました。しかし、今の私があるのはSFCでの幅広い学びとSFCで得た人とのつながりがあるからだと思います。SFCでは問題提起をして、自分なりの解を探す力を身につけることができます。私も自分が探求したいと思っていた農業と、気になっていたホームレスの問題を結びつけて、ひとつの道をみつけることができました。今、農薬はもちろんのこと、有機肥料すら使わずに土の力だけで作物を育てる農業を始めています。もっと知識と経験を積んで農業の腕を磨き、これまでずっと心に残っていた海外で農業を教えるという自分自身の夢もいつか実現させたいと思っています。

卒業後のキャリア
2002年 4月 慶應義塾大学文学部人間科学専攻編入
2005年 4月 農作物卸会社入社
2009年 5月 株式会社「えと菜園」設立
2011年 体験農場「コトモファーム」開始
2013年 NPO法人「農スクール」設立