20代の女性が子宮頸がん予防に
積極的に取り組める環境をつくりたい。
生井 茜 Akane Namai
学部:環境情報学部3年
出身校:私立常総学院高等学校[茨城県]
入学年度:2011年
ワクチンと検診で予防できる子宮頸がん。しかし、年間3500名の女性がこの病気で命を失っています。私がリーダーを務めている「リボンムーブメント」は、女子大生を対象にした、子宮頸がんの予防促進運動を行うコミュニティ。子宮頸がんの検診の促進や、中学生・高校生への教育活動などを行っています。その中の1つとして、年間2000名の女子大生に実施しているアンケート調査があります。現在私が研究しているのは、このアンケートを活用した、継続した検診受診を促進するためのプロモーション施策です。一つのキーワードとして「20代の女性たちは産婦人科へ行くのに抵抗を感じている」という声をアンケート結果から読みとることができたので、産婦人科に気軽に通えるような具体策を考えています。こうやって少しずつですが、子宮頸がんの予防に20代の女性が積極的に取り組める環境を整えていきたいですね。
困った時には、いつも力になってくれる先生が身近にいます。
3年次に、患者さんとのコミュニケーションを学べる「環境リスク科学」という授業を履修しました。そこでは、何事にもリスクとベネフィットがあって、患者さんにはどちらをとるかを選択してもらえるようなコミュニケーションを図る必要性を教わりました。以前の私は、子宮頸がんのワクチンにある副反応を対象者に説明することを避けていた所があり、スッキリしない気持ちをずっと抱えていました。先生からも直接アドバイスをいただき、それからは両方提示したうえで、個人的に推奨するポイントもしっかり伝えるように変わりました。SFCは先生との距離が近く、親身になって相談にのっていただけます。私が所属している研究会の秋山先生も、やりたいことがあれば、引っ張ってくださる先生なので、悩んだ時は随分助けていただきました。SFCは心強い先生が揃っているので、積極的にぶつかっていけばいいと思います。