山本 香織
食用キノコに含まれる健康機能成分が蓄積する仕組みが知りたい
山本 香織 Kaori Yamamoto
学部:環境情報学部
出身校:国立東京学芸大附属高等学校(東京都)
入学年度:2011年
インターネットで偶然見つけた、「唾液検査で口腔がん、乳がん、すい臓がんを高精度で発見できる方法を、慶應大学先端生命科学研究所が開発した」というニュース記事が、SFCを知ったきっかけでした。当時は、がんの早期発見のための研究に強い関心をもっていて、目に留まったのです。今は私たち生物の命そのものを支える食べ物に興味があり、食用キノコに含まれる健康機能成分を調査しています。キノコに含まれている抗酸化物質を、メタボローム解析という代謝物質を測定できる技術を用いて調べるというものです。研究の進んでいない分野なので、この研究を通して新しい知見が得られればいいなと考えています。
「自分から動かなきゃ何も始まらない!」というポジティブな気持ちになれる。
SFCでは基本的にカリキュラムを自由に組むことができます。自由な時間を使って、精力的にいろいろな事にチャレンジしている友達を見て、「自分から動かなきゃ何も始まらない」と痛感させられることもしばしば。ぼーっとしていたら、周りからどんどん取り残されてしまいそうな気持ちになったりすることも。でも、そうした刺激を受けて、何でもポジティブに取り組めるのはSFCの魅力だと思います。今はまず研究テーマを中心に生物・生命科学について勉強しています。そして将来は研究者や生命科学の面白さをもっとたくさんの人に伝えられる立場になって活躍したいと考えています。後は私自身のやる気次第ですが、SFCには最先端の施設が整っているので、将来の夢も実現できるかなと思っています。