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人と理解し合えるロボットづくりに向け
行動をサポートするアプリを開発中

近藤 那央 Nao Kondo
学部:環境情報学部2年
出身校:東京工業大学附属科学技術高等学校(東京都)

今のスマホのように人の生活になくてはならないロボットをつくり、ロボットが生活にとけ込んでいる社会をつくることを目標に活動しています。ロボットをつくることが好きで、高校生の頃にペンギン型ロボットを製作し、今でも改良を重ねており、SFC では、ロボットに活用できるようなアプリケーションの研究をしています。
私は体育会航空部に所属していますが、パイロットはグライダーの操縦をしながら計器を読み取り、そこからさまざまな計算をして、飛行するのに必要な高度などの情報を頭にインプットしていきます。でも新人パイロットは操縦するだけで手一杯でそれ以外のことで頭を使うことは大きな負担になるので、これを軽減するために、必要な計算を行い、それを話し言葉でパイロットに知らせることができるようなアプリを開発しようと考えています。さらには危険をいち早く察知したり、ひとりで操縦するパイロットの良きパートナーとして癒し効果も与えられるように、いつかロボットと連携させたいと構想を練っているところです。

人の行動や感情を理解することによって人の心を癒すようなロボットをつくる

これからの社会は、感情がインプットされたテクノロジーが鍵を握っていくだろうと感じています。私が目指すロボットも、人に寄り添うような人格を持ったロボットなので、SFCではプログラミングの勉強をしっかりやっていくつもりです。
所属する徳田英幸研究会には、人の生活に簡単に取り入れられる知的情報環境コンピューティングの実現を目指しました。幾つかのグループがあり、その中で、私は心拍数や血圧などの人のライフログを集めて、そのデータをさまざまなソフトウェアに利用するグループに所属しています。私はそのデータを使ったフライトサポートアプリを研究しています。
今後はさらに認知科学を学び、人間がどのように物事を認識するのか、脳科学的なアプローチでロボットに反映させたいと思っています。また文理融合した学びのおかげで、これまであまり興味を持つことがなかったソーシャルイノベーションの講義を受け、ロボットが役立つ場面や役立てる方法など、自分が見えていなかったことに気づくことができました。今後もさまざまな知識や技術をSFCで学び、ロボット開発に生かしていきたいと考えています。