慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスとUQコミュニケーションズ WiMAX 2+によるキャンパスネットワークアクセス環境を構築 -学内のIPv6環境をWiMAX 2+ネットワーク上へ展開-
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
UQコミュニケーションズ株式会社
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下SFC)とUQコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、社長:野坂 章雄、以下UQ)は、SFCが運営するキャンパスネットワーク(以下SFC-CNS※1)において、2011年4月より接続を開始したWiMAXに加え、2014年4月より新たにWiMAX 2+によるアクセス環境を導入することをお知らせいたします。
SFCは、SFC-CNSの運用にあたって、日々の教育研究を支えるインフラとして、1990年の運用開始以来、自由で高度なネットワークの構築・維持に取り組み、学生・教職員に常に最新の利用環境を提供してまいりました。
2011年4月からはアクセス手段としてWiMAXを導入し、キャンパス内からだけでなく日本全国からSFC-CNSおよびインターネット上のリソースに高速・シームレスにアクセスできる環境を提供しています。
今回の取り組みは、この環境をさらに発展させるため、UQが2013年10月より新たに提供を開始した超高速のWiMAX 2+ネットワークとSFC-CNSを専用回線で接続し、2014年4月1日よりWiMAX 2+によるアクセス環境を提供開始するものです※2。
さらなる高速化が実現するとともに、従来のIPv4に加え、新たにIPv6によって国内各地のWiMAX 2+エリアへSFC-CNSが拡張されます。WiMAX 2+ モバイルルーターはIPv6に対応したSFC-CNSのアクセスポイントとなり、PCなど多様なWi-Fiデバイスに対応します。利用者は今後普及が期待されるIPv6ネットワークに時間・場所によらず接続することができます。
慶應義塾大学環境情報学部教授、インフォメーションテクノロジーセンター副所長の中村修は、以下のように述べています。
「広帯域なモバイルサービスが急速に進展する中、多くの学生にとって、定額で通信量を気にすること無く、いつでもどこでもキャンパスにいるような感覚でネットワークを利用できる環境は非常に有意義です。
今回発表したSFC-CNSとWiMAX 2+網の接続では、グローバルなIPv6アドレスを利用できるように設計しました。通信事業者のIPアドレス変換等に制約されず、グローバルIPv4/IPv6アドレスが端末で利用できるデュアルスタック※3の環境を学生たちが自由に使うことにより、次世代の様々な応用を作りだしてくれることと信じています。」
詳細については、別紙をご参照ください。
SFCは本取り組みを通じて、新しいネットワークの応用を創造するための基盤としてキャンパスネットワークのさらなる発展を目指します。また、UQは今回の成果を踏まえ、より多くの教育・研究機関へWiMAX 2+をご利用いただける環境を提供し※4、社会インフラとしてのWiMAXの活用を推進していきます。
※1 Shonan Fujisawa Campus – Campus Network System
※2 WiMAX 2+アクセス回線については、SFCの学生・教職員向け専用サービスとして、UQが提供を行います。
※3 デュアルスタック(dualstack) – IPv4、IPv6の両アドレスを同時に持ち、状況に応じて使い分けできるようにする技術。IPv6によるネットワーク接続を実現しつつ、IPv4のみに対応した従来サービスも引き続き利用可能な環境を構築できるため、IPv6のシームレスな普及を支える有力な手段となっています。
※4 キャンパスネットワーク接続サービス(http://www.uqwimax.jp/service/corporate/campusconnect.html)として提供します。
以 上
本件に関するお問い合わせ先 |
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慶應義塾湘南藤沢キャンパス |
UQコミュニケーションズ株式会社 |
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E-mail: sec‑kikaku@sfc.keio.ac.jp |
campusconnect@uqc.jp |