環境情報学部 筧康明准教授が、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞されました。
この賞は、文部科学大臣より我が国の科学技術分野において高度な研究開発能力を有する若手研究者に対して贈られるものです。
筧康明准教授の研究業績が、科学技術の振興・普及に顕著に貢献しており、また日本の科学技術向上につながるものとして評価されました。
業績名:「実世界に調和する情報重畳とインタラクション表現の研究」 本研究では、デジタル環境と物理環境を調和的につなぎ、それぞれの特性を活かした環境およびメディアの構築のために、素材の光学的指向性と映像投影を用いた多重的情報表示システムや、身近な素材や日用品の特性を利用・拡張した実世界指向インタラクティブメディアなど実世界への自然な情報の埋め込みと直感的なインタラクションの様々な手段を確立しました。これらは、実世界とデジタル世界をつなぐと共にアート・デザイン分野と工学分野をつなぐ取り組みであり、これからの人間の営みや創造性を支援/拡張する基盤として期待されています。
筧 康明准教授のコメント「実世界に調和する情報重畳とインタラクション表現の研究」という業績名に表れるようにいろんな分野の汽水域で活動してきたこともあり、「科学者」としての表彰の知らせに多少ひるんでしまうところもありますが、少なくとも好きなだけ科学に向き合って、いくらでも挑戦できる今の環境は誇れるものだと思います。そしてそれは、共に道を作ってきた研究室の学生たち、常に背中を押してくださる先生方・先輩方、そして個性的で刺激的な仲間たちのおかげです!今後とも宜しくお願い致します。