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2014.09.08

ABLE2014 参加登録受付開始のご案内

 ABLE-Agents for Bridging Learning research and Educational practiceは教育にイノべーションを引き起こすために、志ある人々をつなぐ国境を越えたコミュニティです。今回は2日にわたり、探究トレーニング(Deliberative Practice)を提唱されているK. Anders Ericsson教授を招聘し、「熟達者の特徴と一流の熟達者になるための条件」について考えます。

 Ericsson教授は,熟達の認知の性質と熟達者に至る過程についての研究で世界をリードするとともに、「どのように訓練すれば一流になれるか」という、教育場面でも社会でも最も大事なテーマについて様々な提言をされ、そのトレーニングはTime、Wall Street Journal、Financial Times、New York Timesなどのメディアでも特集記事として大きく取り上げられている他、フィラデルフィア=イーグルスをはじめとした世界のプロスポーツチームへの助言も多数されています。

 棋士の羽生善治氏もEricsson教授の探究トレーニングの理論に大きな影響を受けているそうです。今回は、特別に羽生氏にも講演およびディスカッションにご参加いただけることになりました。


日時:2014年11月29日(土)10:30-17:30
        2014年11月30日(日)13:00-17:45
場所:29日(土)内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS
        30日(日)慶應義塾大学 三田キャンパス

登壇者
 ○Anders Ericsson (フロリダ州立大学教授)
 ○羽生善治      (プロ棋士)
 ○小島慎也      (プロチェスプレーヤー)
 ○安西祐一郎     (日本学術振興会理事長・中央教育審議会会長)
 ○銅谷賢治        (沖縄科学技術大学院大学教授)
 ○万小紅          (北京師範大学教授) 
  ○加藤貴昭        (慶應義塾大学准教授)
 ○市川力          (東京コミュ二ティスクール探究プロデューサー ABLE主宰者)
 ○今井むつみ      (慶應義塾大学教授・ABLE主宰者)
 

 一日目(11月29日)は、登壇者と参加者が直接語らうサイエンスカフェ形式で東京駅近くの内田洋行本社ビルCANVASのスペースで行います。テーマは「生涯かけて熟達し続けるための探究的トレーニング」です。午前から午後までの丸一日という時間を贅沢に使い、Ericsson教授の講演、探究トレーニングの理論、実践についてEricsson教授と日本学術振興会理事長で中央教育審議会会長の安西祐一郎氏との対談を軸に、参加者が登壇者とともに学びと熟達についてディスカッションを通して考えます。

 二日目(11月30日)は、「将棋とチェスを通して考える、一流の熟達者が実践する探究的トレーニング」をテーマにしたトークセッションです。慶應大学三田キャンパスに場所を移します。プロ棋士の羽生善治さん、プロチェスプレーヤーの小島慎也さんが、将棋とチェスにおいて超一流の達人になるための日々の練習の実践や心構えについて語り、Ericsson教授が専門家の立場からコメントします。羽生さんをはじめとしたプロ棋士の直感の働き方を脳科学から研究した万小紅氏と脳科学者の銅谷賢治氏による熟達者の脳の働きの解説、羽生氏による脳科学者へのコメントなどのセッションもあります。
プログラムの詳細はHP (http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/) をご覧ください。 

 


ぜひ2日間ともにご参加ください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
お申し込みは、ABLE2014のHP(http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/#omoushikomi)より、お受けしております。 

 


定員: 11月29日 120人
      11月30日 240人
      (事前登録制となります。登録者が定員を超えた場合には、先着順あるいは抽選となります。)
参加費: 両日それぞれ1,000円,懇親会3,000円

 


問合せ先:ABLE運営事務局
       able2014@keio.to


主催:慶應義塾大学今井むつみ研究室 市川力(東京コミュ二ティスクール)
共催:科研費新学術領域「予測と意思決定」
      慶應義塾大学 先導研「論理と感性のグローバル研究センター」
      慶應義塾大学 次世代研究プロジェクト推進プログラム 基礎学術研究
    「論理思考の次世代型研究と論理的思考力発達支援への応用研究」
特別協力:株式会社内田洋行 教育総合研究所
協力:慶應義塾大学井庭崇研究室・加藤貴昭研究室