徳田英幸政策・メディア研究科委員長兼環境情報学部教授が、第11回「情報セキュリティ文化賞」を受賞しました。この賞は、日本の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じ、情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、2005年2月に制定されました。
徳田教授は、本学において、長年にわたり計算機科学、オペレーティングシステム、クラウドコンピューティング等の研究を通じ、情報セキュリティをはじめとした情報通信技術の応用に関する技術開発及び人材育成に研究者・教育者として尽力されていることに加え、中央省庁における情報通信・情報セキュリティ関連委員会の委員等を歴任し、専門的・技術的な立場から、有識者構成員として多方面にわたる政策提言に寄与され、広く日本の情報セキュリティの発展に多大な貢献をしていることが評価され、今回の受賞となりました。
徳田 英幸教授のコメント
この度は、このような栄えある情報セキュリティ文化賞を頂き、大変光栄に思っております。これまでの研究教育の業績を評価して頂いたとともに、情報セキュリティ政策に関する貢献も評価して頂き、長年にわたって活動を共にしてきた関係者の皆様に改めて心より感謝する次第です。受賞後のスピーチでは、「2020年にむけたサイバーセキュリティ」について講演をさせて頂きました。さまざまな接続されたサービスが創り出されるIoT/IoE時代となりますが、作る側においては、"Security by Design"が実践され、使う側においては、ユーザリテラシィの向上などが課題であり、社会全体のセキュリティ向上には、国際的な産官学の連携体制が重要であることを述べました。