政策シンクネット 第2回シンポジウム 「医療イノベーションと大学の役割」
大学での研究を土台とした医療イノベーション、たとえばバイオ医薬品やiPS細胞は、日本経済に大きな経済的効果をもたらす可能性を秘めています。その可能性を現実のものにするには、「死の谷」問題や、シーズとニーズのマッチングなど、さまざまな課題を克服する必要があります。日本では医療研究開発の司令塔を設立する動きや、産学官が連携したプラットフォームづくりが盛んです。そこに知識を資源としてイノベーションのシーズを担う大学がどのような役割を果たせるのかという可能性と、問題の構造を明らかにしておくことが必要となります。
近年、大学で臨床研究に関わる不正や製薬会社などとの利益相反問題が指摘されるケースが増えています。大学での研究、とりわけ医療系の研究は、多額の資金を必要とすることが多く、当然、いかにコンプライアンスの意識を高めるかが重要です。その一方、社会は大学が独立した知の源泉という役割を担うことを期待しています。そして大学自身もリサーチ・インテグリティを高めようとしています。
本シンポジウムでは、当事者としての大学の側から諸課題を整理し、大学のガバナンスの在り方を改めて考えます。それと同時に、日本国民ひいては人類の命とQOLの向上、国家の経済成長を後押しする医療イノベーションのダイナミズムに大学がどのような役割を果たせるかを検討し、この二つを結びつけて議論する貴重な機会にしていきたいと思います。
詳しくはこちらをご覧ください。http://thinknet.org/theme03/2015040801.html
【日時】
2015年4月24日(金) 13:00~16:30 (開場12:30)
【場所】
東京大学本郷キャンパス 福武ホール(福武ラーニングシアター)
アクセス http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/
【主催】
政策シンクネット http://thinknet.org/
【共催】
東京大学政策ビジョン研究センター、慶應義塾大学SFC研究所
【参加費】
無料(事前登録制)
申込みは下記サイトから
https://park-ssl.itc.u-tokyo.ac.jp/pari/app/passy4.cgi?eventid=ev150424