政策・メディア研究科修士課程2年の西野偉彦さんが「第34回 昭和池田賞」(後援:文部科学省)を受賞しました。
「昭和池田賞」は、SMK株式会社の創業者である故池田平四郎氏と夫人の故池田始寿子氏が私財を投じて設立した「公益財団法人 昭和池田記念財団」が制定したもので、同財団は、奨学生や論文の募集による大学生(大学院、短大含む)の英才育成支援などの事業を行っています。
西野偉彦さんは、6つの選択テーマの中から、「日本の針路、この考えはどうだ!」を選び、『18歳選挙権に伴う主権者教育に関する研究~ドイツの事例を参考にして~』と題した論文で、見事、最優秀賞にあたる「昭和池田賞」を受賞されました。西野偉彦さんには、同財団の池田彰孝理事長から、表彰状の他、賞金と奨学金が授与されました。
西野偉彦さんのコメント
この度、慶應義塾大学から5年ぶり3人目(SFC初)として、30年以上の伝統がある「昭和池田賞」を受賞することになり、大変光栄に存じます。本論文は、「18歳選挙権」の導入を見据え、これまで私自身が取り組んできた国内外の教育現場における活動や調査を紹介しつつ、今後の「主権者教育」のあり方について述べたものです。指導教員である鈴木寛先生をはじめ、研究にご協力いただいている皆様に厚く御礼を申し上げます。今回の受賞を契機に、「主権者教育」の研究と実践により一層貢献できるよう、益々精進していきたいと思います。