慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部では、湘南藤沢キャンパス(SFC)にて、一泊二日のワークショップ「SFC未来構想キャンプ(滞在型)」を開催します。さらに、同キャンプの一環として、キャンプ終了後から2017年3月までの予定で、総合政策学部・環境情報学部での長期研修を主体とした、「未来構想キャンプ・フォローアッププログラム」を同時にスタートさせます。
未来構想キャンプとは
湘南藤沢キャンパス(SFC)では、2011年より、現役高校生を対象とした「未来構想キャンプ」を実施してきました。未来構想キャンプは、自由闊達な議論を通じて特別な時間を分かち合うという、大学における知的活動の本質を高校生に体験してもらうイベントで、毎年の夏季休暇期間を利用して開催されています。SFCの教育・研究理念をより深く理解してもらうための企画です。
高校生たちは、それぞれが興味を持ったワークショップにエントリーし、SFCの教員や在学生と共に、丸一日、頭も身体も忙しく動かして「未来」をデザインし、そして未来に繋がる「実行力」について体験的に考えます。ここでの「キャンプ」は、単なる「野営」ではなく、現場で自分たちの能力や経験を活かし、創意くふうを行動に結びつけることの重要性を学ぶ「環境」です。
2016年は、8月1日(月)に4つのワークショップ、8月24日(水)~25日(木)に未来構想キャンプでは初の滞在型ワークショップを開催します。
個々のワークショップの詳細、応募については、こちらをご覧ください。
なお、応募締切は6月13日(月)正午です。
未来構想キャンプ(滞在型)
※対象は高校2年生のみ
・日程 8月24日(水)~25日(木)一泊二日
・会場 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
(宿泊)慶應義塾大学未来創造塾SBC滞在棟1
・参加費 7,000円程度(宿泊費、食費、保険等)を予定
未来構想キャンプ(滞在型)では、キャンプの期間を一泊二日とし、キャンパス滞在型とすることにより、より密度の高い内容でのワークショップ開催と交流が可能となります。また、余裕のあるスケジュールとすることで、これまで以上に、首都圏以外の地域からの参加機会を増やすことが可能となります。
未来構想キャンプ(滞在型)及び未来構想キャンプ・フォローアッププログラムは、大学での科目等履修制度や高校での単位認定制度のような、いわゆる提携校型の高大連携プログラムではなく、高校生自身との結びつきを強く意識し、高校生自身の自主性を重視しつつ一人一人の能力を伸ばすプログラムを目的としています。プロジェクトベースのインターンシップ型高大連携プログラムであり、将来、より高度な高大連携インターンシッププログラムへの発展が期待できます。
未来構想キャンプ(滞在型)で優秀賞に表彰された方は、フォローアッププログラムに参加する権利を得ることができます。
未来構想キャンプ・フォローアッププログラム
総合政策学部・環境情報学部では、未来構想キャンプ(滞在型)の実施に併せて、ワークショップでの表彰者を対象に、ワークショップを担当した教員が継続的なメンティングを行う、「未来構想キャンプ・フォローアッププログラム」を同時にスタートさせます。実際に現在進行中の教育・研究プロジェクトにインターンとして参加し、約半年に亘って、大学教員による指導・助言を受けることができます。これにより、大学における知的活動の本質を、さらにはSFCの問題発見・解決型の教育を、よりリアルに、よりロングレンジで体験してもらうことが可能になります。
2016年度のプログラムの内容は次の通りとなります。より詳細な情報は、未来構想キャンプ(滞在型)ワークショップ開催時に、アナウンスする予定です。
・期間はキャンプ終了後から翌年の3月までとなります。参加可能な研究会(ゼミ)は、未来構想キャンプ(滞在型)でワークショップを担当した教員の研究会です。
・参加者は、担当教員と相談の上、インターンシップ期間に実施するプロジェクト(課題)を設定します。
・週末等を利用し、適宜、フェイス トゥ フェイス、テレカンファレンス形式でのプロジェクトメンティング(指導・助言)を受けることができます。
・長期休暇期間を利用した、研究プロジェクト合宿へ参加することにより、慶應義塾内外の研究者、学生と交流することができます(期間中2回を予定/SFC施設利用もしくは地域フィールドワーク)。
・ 2017年ゴールデンウィーク時期の開催を予定している研究プロジェクト発表会で、プロジェクト報告を行います。
・ プログラム修了者には修了証(サティフィケート)が授与されます。
・参加費として、研究プロジェクト合宿の実費(SFC施設を利用の場合で7,000円程度)をご負担いただく予定です。
発信元:湘南藤沢事務室 未来構想キャンプ担当