左は永尾教昭 朝鮮学会会長。
左から2番目が高木丈也専任講師
10月1日(土)に行われた第67回朝鮮学会大会において、総合政策学部 高木丈也専任講師が朝鮮学会研究奨励賞を受賞しました。
朝鮮学会は、1950年に結成され、朝鮮文化を研究闡明し、文化の交流発展に寄与するとともに世界の学界に新分野を開拓して貢献することを目的に設立された学会です。
朝鮮学会研究奨励賞は、今年初めて制定され、高木丈也専任講師は「日本語と朝鮮語の談話における発話連鎖―「質問」と「応答」の連鎖を中心に―」が発展性のある優れた論文であることを評価され今回の受賞となりました。
高木丈也 総合政策学部専任講師のコメント
思いがけずこのような賞をいただき、驚きと喜びでいっぱいです。今回、受賞した論文は、日本語と朝鮮語の談話における発話文の生成メカニズムを分析したものでした。ある発話文Xが現れたとき、これに続くYには、どのような発話文が生成されうるか、ということを談話データにより分析したところ、日本語と朝鮮語では、異なる特徴を有することが明らかになりました。このことは、とかく類似性が強調されがちな日本語と朝鮮語の本質を記述する新たな視点になると思います。今後もこうした「新たな視点」を持ち続け、言語や社会を眺め、研究活動に邁進していきたいと思っています。ありがとうございました。