近藤那央さん(環4)が、2017年7月5日(水)、TEPIA 先端技術館にて、ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本特別賞を受賞しました。
ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本特別賞」は、2010年に創設され、科学をはじめ教育の分野への夢と希望を多くの人々に与えるとともに、社会的発信力があり、若い女性のロールモデルとなる個人または団体を表彰しています。
近藤さんは、「人間の社会に溶け込む未来型ロボット」を創ることを目指して、ロボットのなかでも難易度の高い水中ロボットの制作に挑戦し、高校生の時からペンギン型水中ロボット「もるペン!」の開発に取り組んでいます。動き、見た目を本物のペンギンに再現するために「はばたき推進」という珍しい手法を採用し、機械工学、電気工学、情報工学など幅広い専門知識を取り入れています。エンターテインメントだけではなく、水中探査への応用も期待されているほか、子供向けのイベントや国内外の講演活動を通じてロボットの楽しさや魅力を訴求するなど、新世代の感性をもったロボットクリエイターとして、その将来性やユニークな活動が高く評価され、今回の受賞に至りました。
今後の更なる活躍が期待されます。
近藤那央さんのコメント
歴代受賞者の方々が大活躍されている、とても大きな賞を頂きまして、私自身とてもびっくりしております。私は、SFC入学前からペンギン型水中ロボットの開発チームTRYBOTS を率いてきました。現在では、様々な分野の研究をするSFCの学生ともコラボレーションをして、よりロボットを楽しく、カジュアルに感じてもらえるように努力してきました。
個人の活動としては、ロボットがこうなったら良いなという夢を全国の子供向けイベントや海外での講演などでお話させて頂いています。このような技術だけではない、ロボットに対する思いや、取り組みを評価していただいたのだと思います。
現在、私の中には次のビジョンがあります。近い将来、皆様にお見せいたしますので、是非ご期待ください。
写真提供:日本ロレアル