琴坂将広研究室とSMBC日興証券株式会社の共同研究において
東証マザーズ市場可視化プロジェクトを実施
慶應義塾大学琴坂将広研究室は、SMBC日興証券との共同研究の一環として、「東証マザーズ市場における上場時の役員経歴データの可視化」を主題とし、東証マザーズ市場における上場時の役員に関する情報(1999年から2016年まで)を分析し、可視化するなどの研究を行いました。
1. 共同研究要旨
本プロジェクトは、上場を目指す実務家などに対して有用な情報提供をすることを目的とし、東証マザーズ市場に存在する定量データに光を当て、知見の蓄積(役員構成、役員経歴バックグラウンド、資金調達環境等)を目指していくものです。本プロジェクトは継続してデータの収集、分析を行っていきます。
2. 研究成果について
上場時の有価証券届出書に記載されているデータをもとに、役員には、どういった業種や企業の出身者が多いのか、また、上場をサポートする立場であるCFO(Chief Financial Officer、最高財務責任者)像などについての可視化を行い、東証マザーズ市場における知見を蓄積しました。
3. 今後の研究の可能性について
上場時役員の経歴情報だけでなく、実際の上場企業の経年パフォーマンスを指標として、分析をすることで、より精度の高い役員構成やCFOに関する知見の蓄積を目指す予定です。
4. 琴坂将広研究室について
琴坂研究室では、International Business & Entrepreneurship Research (IBER) をキーワードに、国際経営とアントレプレナーシップの結節点を戦略の観点から広く研究をし、スタートアップの創業、成長、国際化についての知見を蓄積すると同時に、その蓄積した知見を広く社会に還元することを目的として活動しています。
プレスリリースはこちらからご覧ください。
【本件に関するお問合せ先】
慶應義塾大学 琴坂将広研究室
担当: 松井理泰/井上大智
Email: iber-kotosaka@sfc.keio.ac.jp
【配信元】
湘南藤沢事務室学術研究支援担当