12月17日(月)、関西学院大学神戸三田キャンパスにて、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)と関西学院大学神戸三田キャンパス(KSC)とのキャンパス間連携協定締結記念シンポジウム『ソーシャル・イノベーション-学際連携がものづくりと地球社会にもたらす期待-』を開催しました。 学生や企業関係者ら約500人の来場者があり、両キャンパスの連携に対する期待の高さもあり、会場は熱気で包まれました。
第1部では村井純政策・メディア研究科委員長/環境情報学部教授が「インターネット文明」をテーマに基調講演を行い、全人類の半数を超える人々がインターネットに参加している現状を踏まえて、私達は既に、互いを愛し尊重し合う新たな文明の緒に就いたのだとの話をされ、多くの聴衆に感銘を与えました。
第2部では研究報告が行われ、KSCから長田典子理工学部教授が「感性価値が創造するイノベーション」、金子忠昭理工学部教授が「先進エネルギーナノ工学が拓くネクストモビリティ社会」、亀田啓悟総合政策学部教授が「社会科学×情報科学」と題して講演されたのを受け、SFCから田中浩也SFC研究所所長/環境情報学部教授が「デジタルファブリケーションが変えるモノづくり」をテーマに講演しました。田中教授は講演の中で、自らの研究成果がSFCの看護医療学部や大学院健康マネジメント研究科にも関わるような広がりを持つ事にも触れ、学際研究のあり方について熱弁をふるいました。
また第2部の終わりに、 SFCの小澤太郎総合政策学部教授と関西学院大学の 長峯純一副学長/総合政策学部教授から、今回の両キャンパス間の連携協定が締結されるに至った経緯や、既に相互の研究会間で合同研究報告会がSFCで12月15日(土)に開催された事、来年度の春学期に「復興と防災」をテーマに、SFCの3名の教員がKSCに出講する予定である事、さらには連携の将来展望について話がありました。
関西学院大学とのキャンパス間(KSC-SFC)連携協定 記念シンポジウム開催(12/17)開催告知
発信元:湘南藤沢事務室総務担当