鈴木里奈さん(大学院政策・メディア研究科修士2021年修了、現SFC 研究所 上席所員)が日本科学協会主催2020年度笹川科学研究奨励賞を受賞しました。
鈴木さんは在学中の2020年度に笹川科学研究助成を受け「脳-身体システムと環境のインタラクションによる柔軟な運動制御を「皮質-筋コヒーレンス」から解明する」と題して研究を行いました。
笹川科学研究助成は新規性、独創性または萌芽性をもち、発想や着想に意外性をもった研究に視点をあて、優れているが他からの助成が受け難い研究に対して行われる助成で、助成対象の中から「笹川科学研究奨励賞」が授与されます。
2020年度は助成対象者319名の中から、7つの研究領域ごとに2名ずつ、16名にが授与されました。受賞者の選考は、単に研究の内容や成果だけに捉われることなく、研究に取り組む真摯な姿勢や、研究遂行のための努力など、研究者の資質という面も評価され、鈴木さんは唯一の修士課程の学生としての受賞となりました。
鈴木里奈さんコメント
このたびは、笹川科学研究助成に採択いただき、さらに奨励賞まで頂戴したことを大変驚いております。昨年はCOVID-19の影響により、想定外の状況下で研究活動をおこなうことになりました。それでも不安を感じなかったのは、日ごろから指導教員である牛山潤一准教授をはじめ、研究室のメンバーと、心置きなくディスカッションができる関係性があったからだと思います。さらに、助成いただいた研究費により、初の論文投稿にも挑戦することができました。振り返ると研究室内に留まらず、ご指導いただいた教員・事務の方々、そして日本科学協会の皆様と、本当にたくさんのお力添えを賜ったと痛感しております。この場を借りて、研究をご支援くださった皆様に改めて御礼申し上げます。
発信元:湘南藤沢事務室総務担当