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2021.12.24

脇田研究室の石原 航さん(政メ博2)がCREATIVE HACK AWARD 2021にて準グランプリを受賞

ishihara_1.jpg環境情報学部教授脇田玲研究室の政策・メディア研究科博士課程2年石原航さんの作品が、CREATIVE HACK AWARD 2021にて準グランプリを受賞しました。 「CREATIVE HACK AWARD」は、世界的なイノヴェイションメディア『WIRED』日本版が主催し、既存のジャンルに収まり切らないクリエイティヴなマインドを評価し、実際のビジネスの場とつなげることを指向するアワードとして2013年より開催されています。

ishihara_2.png【受賞作品】
Class Jack ― 生徒が教師のスライドを改竄できるけしからんインターフェース
受賞作品リンク(動画リンク)

石原航さん(政メ博2)の受賞コメント

ishihara_3.jpg大学校のオンライン授業の多くが、教師の声を副音声にスライドと90分にらめっこするお通夜のような会に成り果てています。一方向的な授業であればライブである必要もないですし、もっといえば世界には素晴らしい授業がアーカイブされているわけで、そちらを視聴した方が遥かに有意義なように思えるのです。
高い授業料を払って視聴する一方向的なオンラインのライブ授業が、無料で視聴可能な世界トップクラスのアーカイブ授業に勝る点などほとんどありません。授業はオンライン化と同時にオワコン化の一途を辿っているのではないか?そんな危惧と批評から本システムを実装しました。
Class Jackはみんなでスライドに落書きができるシステムですが、教科書への落書きとは授業への反抗としてのリアクションでもあります。そうしたリアクションを創造的に引き受け、新しいインタラクションをつくりあげ、ライブであることの意義を開拓する試みです。
SFCの講義「芸術と科学」にて導入実験をさせていただく中で様々な現象がみてとれました。ライブであることの意義に光明が見えたような気がしています。これも偏に実験へ皆様のご協力あってのことです。
こうした実験的なシステムであるにも関わらず、リスクを引き受けながらも授業で採用していただいた脇田先生、また本作を活用しながら一緒に授業をつくりあげてくれた「お前ら」の皆様に深く御礼申し上げます。
(P.S. Class Jackはβ版ですが公開されています。もし活用できそうな機会があれば石原航のホームページよりご相談ください!)

ishihara_4.jpgCREATIVE HACK AWARD 2021受賞作品

環境情報学部教授 脇田 玲 プロフィール

脇田研究室WEBサイト

石原航のWEBサイト

発信者:湘南藤沢事務室 総務担当