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2022.01.12

東京2020オリンピック セーリング代表 土居愛実さんが授業に登壇

Doi_Manami_IMG_9712.JPG2021年12月23日(木)「スポーツビジネス」(担当 村林裕講師(非常勤)、元大学院政策・メディア研究科 教授)に、オリンピック東京2020大会 セーリング レーザーラジアル級女子日本代表の 土居愛実さん(環境情報学部卒業)が登壇しました。

土居さんは小学生からセーリング競技をスタートし、在学中に2012年ロンドンオリンピック、2016年リオデジャネイロオリンピックに出場、東京2020大会は3度目のオリンピック出場となりました。

Doi_Manami_IMG_9736.JPG授業ではセーリング競技の紹介や、オリンピック以外にも数々の世界大会に出場された経験が語られました。主体的に競技に臨むことを大切にしていること、遠征時はすべての手配や管理を自分自身で行うことが自信や安心にもつながったこと。語学の壁は競技に加えて負担ではあったものの、英語を習得することでコーチとのコミュニケーションも円滑になり、とても有意義だったというエピソードなど、SFC生にもぜひ実践してほしい、という思いを込めたお話がありました。

Doi_Manami_IMG_9737.JPG在学中に村林研究会で「FRP帆のリサイクルシステム」の問題点を明らかにし、システム改革を提案する卒業プロジェクトに取り組み、現在もセール(帆)のアップサイクルや、マリンスポーツにおけるレジャーカルチャーの構築など、競技そのものだけでなく、セーリングを取り巻く環境をより良いものにする活動を展開しており、その活動においてもSFCとのつながりが生きているそうです。

Doi_Manami_IMG_9761.JPG質疑応答では「セーリングでは風や雲など何を見て判断、操縦するのか」というセーリングの基本についての質問や、「セールのリユースの活動は既存の企業とどう差別化するのか」といった鋭い指摘もあり、SFC生が色々な角度から関心を持ったことがうかがえました。
10年間トップを守り続けてきたことについて「国内での成績ではなく常に自身の目標は世界=オリンピックだった。自分の歩いてきた道を振り返ると、競技中辛いことも多かったけれど、セーリングをやってきて本当に良かった。今までやってきたことがこれからの人生につながる。これからも新たなキャリアに挑戦し、楽しみたい。」と語りました。

講義の最後には「挑戦し続ける先輩がいること、主体的に活動すること、自分のスポーツを取り巻く社会問題も考えることを心に留めて頑張ってほしい」というSFC生に対するメッセージが贈られました。

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