大学院政策・メディア研究科准教授 徳井直生研究室のSFC生の作品が「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」で入賞しました。
「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」は、九州大学・福岡県などで組織された2021アジアデジタルアート大賞展実行委員会主催の公募展で、北部九州からデジタルコンテンツの創造を担う高度な技能と豊かな感性を持つクリエータの発掘・育成の場として2001年にスタートしました。高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展です。
【一般カテゴリー インタラクティブアート部門入賞】 "Compressed ideograph-visualized "
青木聖也さん(政メ博士3年、アーティスト名 スコット アレン)、髙石 圭人さん(政メ 修士1年)、石井 飛鳥さん(総合2年)、渋谷 和史さん(環境2年)、リ ボクカンさん(環境3年)、小林 篤矢さん(政メ修士1年)、徳井 直生(政策・メディア研究科准教授)
受賞者コメント
今回はこのような賞を頂戴し大変光栄です。
漢字は6つのカテゴリー(六書)にそれぞれの起源によって分類されます。複雑化・多様化が進む現代において、これまでの手法で作られた漢字を「使う」だけで世界は説明可能なのでしょうか?本作品は、みなさまに任意の文章を入力いただき、画像生成モデルによって漢字を「作る」立場になっていただくようなインスタレーションです。体験を通して、あらゆる概念に対する漢字化の可能性に思いを巡らせていただきたいと思います。
本プロジェクトについてご指導いただきました徳井先生、共に制作してれた徳井直生研究室x-visualメンバー、その他サポートいただいたみなさまに深く御礼申し上げます。(青木聖也さん)
また、作品"Compressed ideograph-visualized"は「やまなしメディア芸術アワード2021」でY-SILVER(優秀賞)も受賞しました。
「やまなしメディア芸術アワード2021」は、山梨県が文化芸術振興による豊かな地域社会の実現を目指して主催する公募展で、高い表現力や想像力あるいは高度なデジタル技術の技能を有する芸術家や表現者を育成・発掘することを目的として、現在も続く地球規模のパンデミックを乗り越えて、『生きる』という総合的なテーマを掲げて開催されました。
【学生カテゴリー インタラクティブ・アート部門入賞】 "Adapted Yantra"
百瀬莞那さん(総合4年)、西門亮さん(政メ修士1年)
受賞者コメント
この度は、輝かしい賞を頂戴し光栄に思います。今回は宗教とAIをテーマに、現代における神様の在り方を問う作品を制作しました。この作品を通して、鑑賞者の皆さんが「信仰する」という行為について自由に妄想していただけることを願っています。
今後もスペキュラティブデザインの分野で、未来の妄想を掻き立てるような作品づくりに精進してまいります。受賞にあたり、熱心に指導いだいた徳井先生、技術面のサポートをいただいた松森さんに心より御礼申し上げます。(百瀬莞那さん)
発信元:湘南藤沢事務室総務担当