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2023.04.21

佐野風史さん(環3)藤本未来さん(2022年環卒)が技育展で最優秀賞、やまなしメディア芸術アワードで入選

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藤井進也研究室所属の佐野風史さん(受賞時環境情報学部3年)、藤本未来さん(環境情報学部2022年卒)の作品「Sound-Observation」が、技育展で「最優秀賞」を受賞、やまなしメディア芸術アワードで入選しました。
技育展は、アウトプットの促進を目的としたエンジニアを目指す学生のためのピッチコンテストです。
また、やまなしメディア芸術アワードは、高い表現力や想像力あるいは高度なデジタル技術の技能を有する芸術家や表現者を育成・発掘することを目的としたメディア芸術作品のコンテストです。
佐野さん・藤本さんの作品「Sound-Observation」は、「地球から星が見えなくなった未来で、星を音で観測するための装置」というコンセプトで制作されました。

佐野風史さんのコメント

この度は、このような賞をいただくことができ、大変光栄です。
本作品は、「もし、地球から星が見えなくなったら?」がテーマになっています。
近年の星空は、大気汚染や都市化により、少しずつ見えなくなってきています。いつか、地球から星が見えなくなってしまったとき、私たちにはどのような選択肢が残されているのでしょうか。
本作品、Sound-Observationは、音で星を「観測」する体験です。
位置天文衛星ヒッパルコスの星表データを使用し、仮想空間にプロットしたデータと体験者の姿勢情報を照らし合わせ、体験者の目線の先に星がある場合に星の持つ情報を数値に変換し、音情報にします。このシステムにより、聴覚的に星を観測することができ、見えなくなってしまった星を感じられるだけでなく、今まで知覚できていなかった星にも意識が向けられるようになります。さらに、見えない宇宙への想像にもつながり、星の楽しみ方の新しい選択肢を提供します。
今回の受賞を励みにしながら、今後も過去現在未来と誠実に向き合い、「人と宇宙」の観点から新しい体験のデザインをしていきたいと思います。受賞にあたり、本作品のご指導をいただいた研究室の皆様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

技育展「世の中を楽しくする部門」最優秀賞
やまなしメディア芸術アワード
藤井進也環境情報学部 准教授 教員プロフィール

発信元:湘南藤沢事務室 総務担当