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2023.07.20

新任教員(総・環・政メ)着任のおしらせ(2023年4月1日付)

総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科においては、2023年4月1日より、以下のとおり新任教員が着任しています。どうぞよろしくお願いします。
(※着任者からのメッセージは着任時点のものです。)


総合政策学部 准教授(有期) 髙橋裕子

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私は労働政策、中でも、パートタイム労働や女性活躍促進に関する政策立案に、行政の立場から携わってきました。具体的には、妊娠や出産といった女性特有のライフイベントによるキャリアの中断や停滞、非正規雇用労働者の過半を占める女性労働者の待遇の問題等に対し、企業の女性採用・登用を促進するための施策や、パートタイム労働者の均等・均衡待遇実現に向けた施策などに取り組んできました。働き方や労働者の意識の多様化により、労働政策は大きな分岐点に差し掛かっています。また、昨今のコロナ禍の影響も無視はできません。このような中、未解決の様々な課題をSFCの学生や教員と議論し、処方箋を考えていきたいと思っています。


総合政策学部 准教授(有期) 吉井弘和

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私の専門は、行政におけるタレントマネジメントです。これまで、経営コンサルタント、政府外郭団体の役員、国家公務員を経て、官民の越境キャリア支援の人材エージェントを起業するなど、リボルビングドアのキャリアに挑戦をしてきました。これからは、行政組織の変革という1つのテーマについて、SFCの中立な教育・研究者、変化の一翼を担う事業者、内情を良く知る霞が関の有志団体という3つの異なる立場で活動をしながら、社会に変革を促していきたいと考えています。


総合政策学部 訪問講師(招聘) シェッダーディ,アキル

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北アフリカのモロッコ出身です。SFCで都市空間論とフランス語を教えています。担当科目では、クリティカル・シンキングを通じて、理論と日常経験のギャップを埋めることに焦点を当て、文化的背景を活用して、日本とフランス語圏の文化的な違いを強調しています。これにより、学生たちは文化的な違いを理解し、自分たちの文化や社会に疑問を投げかけることができ、より深い個人的な成就感を得ることができます。


政策・メディア研究科 教授 杉本昌弘

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私は医療分野のデータサイエンスを専門としています。生体シミュレーションやメタボローム解析を活用して、様々な疾患の病因解明や診断技術の開発などに取り組んでいます。特にがんを中心とした代謝関連疾患に関して、サイエンスと共に実用化や社会実装に向けた幅広い課題の解決に取り組んでいます。学生の教育では、データを様々な角度から見ることの重要性を実例を通して学ぶ仕組み作りに心がけています。


政策・メディア研究科 准教授 河野暢明

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分子生物学の中でも、合成生物学、バイオインフォマティクス、ゲノム科学を専門とし、バイオものづくりからがん治療に至るさまざまな現象を対象に研究をしてきました。現在は山形県鶴岡市にある先端生命科学研究所を本拠地とし、これまで脚光を浴びてこなかった様々な動物に注目しています。自然界には長い進化の中で生き物たちが培ってきた生存戦略があふれています。そこには我々人類が考えもしなかったマテリアルや、未来を切り開くヒントが隠されています。こうした生命機能を学び、実現している設計原理を解明し、我々の生活にどう役立てられるかを模索していきたいと考えております。


政策・メディア研究科 専任講師 中川エリカ

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私は、建築の設計、意匠分野を専門としており、建築家としても仕事をしております。建築の設計に取り組む方法は、図面・パース(3Dモデル)・スケッチ・模型など、実に多様ですが、特に私は、大きなサイズの模型に可能性を感じています。建築の設計だけではなく、フィールドワークや、デジタル分野との横断など、多様な角度から、身体的な実感を伴って活用することができる「模型」という手法を用いて、学生たちと共に、未知の・未来の建築とはどのようなものか、研究していきたいと考えております。


発信者:湘南藤沢事務室総務担当