環境情報学部教授 牛山潤一研究室所属の財津吉輝さん(環境情報学部4年)が、第17回Motor Control研究会にて、「若手奨励賞」を受賞しました。
Motor Control研究会は、国内の各地で運動制御機構について研究している生理学・生物学・工学・医学・リハビリ・スポーツ科学など様々な分野の参加者が一堂に会して、 それぞれの研究成果を報告、議論し合う学会です。「若手育成」と「学際性」をキーワードとして年1回開催されています。
「若手奨励賞」は、運動制御研究を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し、Motor Control 研究会をより活性化するために設けられ、博士学位取得後5年以内までの研究者(博士学位未取得者も含む)が筆頭著者として発表する⼀般演題から選ばれます。数々のポスドク研究者や博士課程学生たちがしのぎを削るなか、学部4年生の学生が受賞したことは快挙と言えます。
演題名
「左右肢の運動順序やタイミングによって両腕運動学習はどう変調するか?」財津吉輝さんのコメント
人生初となる学会発表で、このような素晴らしい賞を頂くことができ、驚きと喜びで胸がいっぱいです。
私は昨年(2022年)のMotor Control研究会を見学した時から、それぞれの研究を堂々と発表するラボの先輩方の姿に憧れていました。いつか自分も、一流の研究者に混ざって学会発表をしてみたい、自分の研究を評価してもらいたいという思いが、たった1年で叶ってしまいました。学会でのディスカッションを通して、自分の研究が多くの人に伝わっていることを実感できて、非常に大きなモチベーションになりました。
2年生の時に牛山潤一研究室に所属してから、牛山先生には非常に多くのことを教わりました。特に、発表をわかりやすく伝える能力が先生の指導のおかげで大きく伸びたと感じています。また、研究の進め方をゼロから丁寧に教えてくださった共同研究者の杉野広尭さん(政策・メディア研究科後期博士課程3年・牛山研所属)、先行研究の著者であり、本研究の実験アイデアの提案も頂いた共同研究者の野崎大地先生(東京大学大学院教育学研究科・教授)、共に研究に励む仲間として切磋琢磨できるラボメンバーにも、とても感謝しています。支えてくださった多くの皆様のおかげで、自分1人ではとても成し遂げられなかった成果に繋がったのだと思います。
これからも、運動学習の機序を解明することで、多くの人にインパクトを与える研究を目指して、コツコツと推進してまいります。
第17回Motor Control研究会
牛山潤一研究室 Youtubeチャンネル
牛山潤一 環境情報学部 教授 教員プロフィール
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当