今井むつみ環境情報学部教授が、新書大賞2024で「大賞」を受賞しました。
新書大賞は、中央公論新社が主催する新書に関する大賞で、今年で17回目を迎えます。
2022年12月~2023年11月の1年間に刊行された1200点以上の新書を対象とし、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など新書に造詣の深い方々107人の投票により、今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質 : ことばはどう生まれ、進化したか』が大賞に選ばれました。
受賞著書
言語の本質 : ことばはどう生まれ、進化したか今井むつみ/秋田喜美著
今井むつみ教授のコメント
「言語の本質」は子どもの言語発達の基礎研究を長年行ってきた実験の成果をベースに、言語学者の秋田先生のご協力を得て言語と身体のつながりについて、さらに言語の進化の過程についての仮説を提案しました。非常に学術的な内容の本が、新書という媒体によって思いがけず多くの読者を得て、新書大賞までいただき、驚くとともにたいへん光栄に思っています。生成AIによって「言語とは何か」という問題に注目される中で、読者の方々が人間の言語の本質、ひいては知性の本質について考えるきっかけとしてなるとよいな、と思っています。
新書大賞2024
言語の本質 : ことばはどう生まれ、進化したか(慶應義塾大学KOSMOS)
今井むつみ環境情報学部教授 教員プロフィール
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当