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2024.09.06

杉野広尭さん(政メ後期博士3年)が第18回Motor Control研究会 で「若手奨励賞」を受賞

環境情報学部教授 牛山潤一研究室所属の杉野広尭さん(政策・メディア研究科後期博士課程3年)が、第18回Motor Control研究会にて、「若手奨励賞」を受賞しました。
Motor Control研究会は、国内の各地で運動制御機構について研究している生理学・生物学・工学・医学・リハビリ・スポーツ科学など様々な分野の参加者が一堂に会して、それぞれの研究成果を報告・議論し合う学会です。「若手育成」と「学際性」をキーワードとして年1回開催されています。

「若手奨励賞」は、運動制御研究を担う優秀な若手研究者の研究を奨励し、Motor Control 研究会をより活性化するために設けられ、博士学位取得後5年以内までの研究者(博士学位未取得者も含む)が筆頭著者として発表する⼀般演題から選ばれます。数々のポスドク研究者がしのぎを削るなかでの大学院生の受賞は稀であり、素晴らしい功績です。

牛山先生・杉野さんツーショット

演題名

「両手協調的伸張反射の神経メカニズムの解明」

発表時の写真


杉野広尭さんのコメント

高校3年生で「ヒトの脳と運動」を研究することを志し、入学したSFCで、牛山先生のもと現在までコツコツと研究成果を積み重ねてきました。その成果がこの度このような形で評価いただけたこと、本当に嬉しく思います。本研究成果は、実験環境の構築から実験立案、実装、仮説の検証に至るまで、たくさんの失敗と成功の積み重ねがあり、たどり着いたものです。そのため、この度の受賞は私にとって非常に感慨深く、大きな自信につながりました。
また、個人的なことですが、今年(2024年)の夏に、弟がパリオリンピック体操男子団体で金メダルを獲得しました。その姿を間近で目にし、感動するとともに、「兄として負けないように頑張ろう」と気持ちを新たにしていたところでした。このたびの受賞に少しだけ安堵するとともに、目指す場所は違いますが、物事を究めていく人間として負けないよう、精進しようと改めて思いました。
この度の受賞は決して私一人では達成できないものでした。いつも的確なアドバイスをくださる共同研究者の野崎大地先生(東京大学大学院教育学研究科・教授)、日々支えてもらっているラボメンバー、さらには多くの先生、事務の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。そして何より、常に情熱をもってご指導いただき、科学を楽しんで没頭できる環境を常に作り上げてくださっている牛山先生に深く感謝いたします。本研究をより大きな成果に繋げられるよう引き続き研究に邁進してまいります。

発表時の写真


第18回Motor Control研究会
牛山潤一研究室 Youtubeチャンネル
牛山潤一 環境情報学部 教授 教員プロフィール

発信元:湘南藤沢事務室 総務担当