Qiskit Hackathon Taiwan 2024にて、横森光さん(環4)が「Grand Jury Prize」、ナチャポル・パタマウィサットさん(政メ修士1年)、小山真里衣さん(環3)が「Enterprise Special Prize」を受賞
Qiskit Hackathon Taiwan 2024にて、環境情報学部教授バンミーター・ロドニー研究室所属の横森光さん(受賞時環境情報学部4年)が「Grand Jury Prize(優勝)」、ナチャポル・パタマウィサットさん(政策・メディア研究科修士課程1年)、小山真里衣さん(環境情報学部3年)がそれぞれ「Enterprise Special Prize(3位)」を受賞しました。
Qiskit Hackathon Taiwan 2024は、IBMと国立台湾大学が共同で主催する量子コンピューティング技術の革新と学生の研究推進を奨励するハッカソンです。今年は「量子コンピューティングの実用的アプリケーション開発」をテーマとして開催されました。世界中の学生が現地でランダムにチームを編成し、70名14チームで競いました。
横森さんのチームは革新的なアルゴリズムの提案と実機での実装の完成度、チームワークが高く評価され、「Grand Jury Prize(優勝)」を受賞しました。
ナチャポル・パタマウィサットさんのチームは、量子機械学習タスクのための量子画像の柔軟な表現(FRQI)エンコーディング手法の強化プロジェクトを主導し、改良されたエンコーディング手法の設計、実装、および性能評価のベンチマークテストを行ったこと、小山さんのチームは、線形方程式系を数値的に解く量子アルゴリズムであるHHLアルゴリズムを量子コンピュータの実機に実装し、その評価を行ったことがそれぞれ評価され、「Enterprise Special Prize(3位)」を受賞しました。
横森光さんコメント
今回とても楽しく、貴重な経験をさせていただきました。他の大学のバックグラウンドや専門分野が全く異なる人達と複数の言語で高いレベルで問題を理解し、解決方法をリサーチ構築し、実装、評価するというのを求められた中、メンター含め、とても素晴らしいチームに恵まれたと思います。それぞれのプロセスで吸収できたものがあり、さらに自分からもチャレンジすることでかなり成長できました。結果がついてきたことに感謝です。 また、このような貴重な経験を可能にしていただいたSFCのバンミーター・ロドニー研究室(AQUA)、IBM、国立台湾大学に感謝したいです。ありがとうございました。
ナチャポル・パタマウィサットさんコメント
小山真里衣さんコメント
この度はQiskit Hackathon 2024において、Enterprise Special Prizeを受賞できたことを大変光栄に思います。私たちのプロジェクトは、量子コンピュータを用いた新しいアプローチを提案するものであり、これを実現するために多くの時間と努力を注ぎました。この受賞は、私たちの研究が評価された証であり、共に取り組んだチームメンバーや指導してくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
Qiskit Hakathon Taiwan 2024
バンミーター・ロドニー研究室
バンミーター・ロドニー 環境情報学部 教授 教員プロフィール
発信元:湘南藤沢事務室 総務担当