2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞にて、環境情報学部准教授 藤井進也研究室所属の佐野風史さん(政策・メディア研究科修士課程1年)・藤本未来さん(環境情報学部卒業)の作品が「優秀賞」を受賞し、その他、SFC生・卒業生の作品が入選しました。(※学年はいずれも応募時)
グッドデザイン・ニューホープ賞は、公益財団法人日本デザイン振興会主催で、将来のデザイン分野の発展を担う新しい世代の活動を支援することを目的とし、2022年度に新設された賞です。2025年4月1日現在で個人またはグループの全員が日本国内の各種専修専門学校・大学・大学院に在籍しているか、2024年6月1日以降に卒業・修了した者を対象に、作品が募集されました。
日本全国から668件もの作品が寄せられ、厳正な審査から115件が受賞しました。SFC生・卒業生からは優秀賞1組、入選4組の受賞となりました。
2025年12月20日に優秀賞8組により最終プレゼンテーション審査が行われ、最優秀賞が決定する予定です。
【グッドデザイン・ニューホープ賞 優秀賞】
天体音測会
佐野 風史(政策・メディア研究科修士課程1年)藤本 未来(環境情報学部卒業)
佐野風史さんのコメント
星を音で観測する「天体音測会」は、星のデータを音に変換し、聴覚で夜空を見上げるプロジェクトです。
私は、小さな頃から星空を見上げるのが好きでした。東京に移り住み、見上げた夜空は明るく、星は見えませんでした。 「都市の明るさや環境問題で見えなくなった星空と、新しい関係を結ぶことはできないか」。その一心で、システム開発から都市イベント、学校授業へと「仕組み」を広げてきました。
本プロジェクトでは、「可聴化」や「リスニングの設計」に重きを置き、都市と自然、宇宙との新たな接続点を模索しています。視覚偏重になりがちな現代において、聴覚を通じて「見えない世界」へフォーカスする取り組みが評価されたことを大変光栄に思います。支えてくださった全ての関係者に深く感謝致します。
この装置があれば、いつもの場所がプラネタリウムに変わります。もし本ニュースを読んで、導入やコラボレーションに興味がある方は、ぜひ「天体音測会」で検索・ご連絡ください。活動の様子はSNSでも発信中です。今後も、都市の夜空に新たな風景を重ね合わせる実践を続けてまいります。
【グッドデザイン・ニューホープ賞 入選】
MOKU ZABU
北野 想汰(総合政策学部2年)朝の茶倶楽部
今井 草(明治大学国際日本学部国際日本学科)杉本 直央(武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科)
清水 晃希(明治大学国際日本学部国際日本学科)
澤田 大樹(環境情報学部4年)
DOG-PEE PROJECT
牧田 陽奈子(環境情報学部4年)大日 菜々子(環境情報学部3年)
平野 央(総合政策学部3年)
KOTOBUKI CARE Program〜 超高齢化に挑む「日本の介護」を価値に変える 〜
金子 智紀(政策・メディア研究科後期博士課程修了)発信元:湘南藤沢事務室 総務担当
