(c)川津貴信村井純環境情報学部長〔環境情報学部教授〕が、このたびInternet Society(ISOC:本部 米国ワシントンDC近郊・スイス ジュネーブ)による2013年インターネットの殿堂(Internet Hall of Fame 2013)に入りました。インターネットの殿堂にはこれまで、本塾大学名誉博士でもあるTCP/IPのVinton Cerf 博士、WWWの発明者 Sir Tim Berners Leeなどが名を連ねており、グローバルインターネットにおける「パイオニア」「イノベータ」「グローバルコネクタ」の3つの領域で選出されます。村井学部長は初期のインターネットの開発で重要な役割を果たした人物を選出する「パイオニア」領域で日本人として初の殿堂入りとなりました。
村井学部長は日本国内では「インターネットの父」として、海外では「インターネット・サムライ」として知られており、1984年にはJapan University UNIX Network (JUNET)を設立、学術組織を日本初のコンピュータネットワークで結びました。1988年には、WIDEプロジェクトと呼ばれる日本のインターネット研究コンソーシアムを発足させるなど、多くのグローバルインターネットへの功績が認められ、「パイオニア」領域の受賞に至りました。
2005年にはInternet Society(ISOC)より、アジア太平洋地域にインターネットを普及させた功績としてJonathan B. Postel Service Awardを受賞。2011年にはIEEE Internet Awardを受賞しています。
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◆Internet Society(ISOC)について
Internet Societyとは、インターネットに関する標準化や教育、方針などの決定について国際的なリーダーシップを発揮するために、1992年に設立された組織です。アメリカのワシントンDCとスイスのジュネーブに本部があり、世界中の90の支部、145の組織、65000人以上の個人会員により構成され、インターネットの標準化活動を支援しています。
→Internet Society (英文)
◆インターネットの殿堂について
グローバルオープンインターネットの開発と発展において、際立つ貢献をしたグループリーダーや指導者を公的に知らしめるべく、2012年にInternet Societyによって設立され、年に一度表彰を行っています。
→Internet Hall of Fame (英文)
→2013年受賞者一覧 (英文)
発信者: 湘南藤沢事務室 総務(広報)担当